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第8回全国大会報告

第8回全国大会実行委員長 高木直樹(信州大学工学部)
はじめに

 7月19日(金)から21日(日)の日程で信州大学工学部・信州科学技術総合振興センター(SASTec)を主会場として、第8 回全国大会を開催しました。ご参加頂いた会員各位には御礼申し上げると共に、開催報告をします。なお参加者は会員86名、講演者など6名、企業展示10社、その他実行サイド23名、合計125名(社)でした。

日時 2013年7月19日(金)、20日(土)、21日(日)
会場

 信州大学工学部技術総合支援センター(SASTec)3階会議室(予定)
 〒380-8553 長野市若里4-17-1

  http://www.shinshu-u.ac.jp/guidance/maps/map03.html#campus




見学会 松代武家屋敷と泉水路見学

 地元ボランティアによる案内、説明を受けながら戦国大名真田家の本拠地である松代地区の武家屋敷と泉水路の見学をしました。上水、下水を分けて武家屋敷を巡りながら流れる水路は、戦国時代のHI対策として有効だったのでしょうか?

            
             見学会の様子             松代武家屋敷



プレナリーセッション

 プレナリーセッション1 では「地方自治体の温暖化対策」と題して、長野県、長野市などが行っている温暖化対策の紹介と住民による気象観測の報告を受けた後、GHG 削減を話し合いました。長野県では温暖化対策とエネルギー戦略を一体化して取り組みを行っています。長野市も独自のGHG 算定ソフトの開発など積極的な対策を行っています。また住民による気温測定などが紹介され、具体的な削減に向けての広報や更なる施策展開について話し合いました。

 プレナリーセッション2 では他分野の研究者に講演をしてもらいました。古代植物・古気候の講演とGPS カメラを使った植物観測の講演でした。気候変動など自然の変化と植生変化や外来植物の調査をGPS の位置情報を使い、簡便にかつ正確に行う手法が紹介されました。



ポスターセッション・企業展示

 会場として、500人規模の会議室を使い、講演、ポスター、企業展示全てを会議室内の区切りをすることで行いました。そのため、移動が簡単であり、ちょっとした時間にポスターや企業展示を見たり、自由に行動がでたり好評でした。なお企業展示では10 社(団体)の参加があり、地元NPO による太陽熱で湧かしたお湯で淹れたコーヒーも好評でした。

    
       プレナリーセッション      ポスターセッション        太陽熱コーヒー


懇親会

 懇親会は会議室隣のホワイエで開催されました。会場が狭く心配したのですが、会議室内など全面的に開放をしていたために自由に移動ができ、あまり狭さを感じませんで した。なお地元の味を楽しんでもらうために、手打ちそば、日本酒、ワインのコーナーを設け、それぞれ大人気で、予定していた料理、お酒はほぼなくなりました。食品廃棄物の削減にご協力いただき感謝しています。

    
懇親会の様子



おわりに

 長野は冬寒く、夏暑い内陸性気候ですが、学会期間中は最高気温32℃とあまり気温が上がらず、最低気温が17℃と夜間に下がったことと、湿度が60%程だったため、快適な長野を体験していただけたことと思います。なお学会の開催については、長野県、長野市、信大教育学部榊原研究室、建築学科学生など多くの方の協力を頂きました。また見学会のバスや看板の設置などで、長野コンベンションビューローに協力して頂きました。あらためて感謝の意を表します。



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